一条工務店のメリット・デメリット【i-smartに5年住んで感じたこと】
家を建てる際、各ハウスメーカーにどんなメリット・デメリットがあるのか気になりますよね。
ハウスメーカーから出ている情報をそのまま信じていいのか…
一条工務店i-smartの家に住んで5年が経ったので、実際に住んで感じたメリットとデメリットを紹介します。
※1年経った時に書いた記事でしたが、5年経ってアップデートしました。
- 実際に一条工務店i-smartに5年住んで感じたメリットとデメリット
- 事前に知っていた口コミとの違い
5年住んで感じること
一条工務店のi-smartで家を建てて5年が経ちました。
ハウスメーカーを検討していた頃、決めた後もネットの口コミなどを見て、本当に一条工務店でよかったのかなと不安だった部分もありました。
でも5年経って、本当に快適で満足しています。
まだ家が建つ前に書いた、一条工務店に決めた理由はこちら。
次にメリット・デメリット、まだわからないことを紹介します。
良かった点(メリット)
冬は評判通り暖かく、暖かすぎない設定にできるのも良い
評判通りの暖かさ
評判通り、冬の床暖房は本当に快適です。
家全体がほぼ均一な自然な暖かさで、玄関から暖かいです。
また、寒くて寝起きが辛い…ということもないです。
(寝室の温度を低めに設定しているし朝は寒さを感じるので全く辛くないわけではない)
活動的になれて無駄にダラダラしなくて済むのもメリットかと思います。
寒くて何もしたくない、やる気が出ないということは家の中ではなくなりました。
設定により暖かすぎない
床暖房というと床が熱くなるようなイメージでしたが、「冷たくない」という感触で、部屋も過ごしやすい普通の温度という感覚です。
暖かいので真冬でも半袖で過ごしているという口コミを見ていたので、逆に暑すぎないか気になってましたが、温度設定によってはそんなことはないです。
じっとしてると微妙に肌寒いけど動くとちょっと暑いくらいの設定にできて、そこは想像していたよりも良かったところ。
吹き抜けでも暖かい
吹き抜けがあると冬は寒いというイメージですが、事前に聞いていた通り、高気密高断熱の一条工務店の家は暖かいです。
敷布団でも大丈夫
敷布団で寝ても、スノコを敷いて温度設定を低めにしておけば暑くないです。
言われているほど乾燥しない
高気密高断熱の家は乾燥すると言われているので、冬は加湿器ガンガン使うイメージでしたが、我が家の場合はどんなに低くても40%を少し下回るくらいで、年間を通してだいたい40〜60%を保ってました。
加湿器は全く使ってません。
住んでいるところは全国平均くらいの湿度の地域です。
ただし、1年目は乾燥せず2年目以降に乾燥するようになるという口コミも見かけるので、まだ様子見かなと思います。
(5年経って追記)
1年目の頃より40%以下の数字を見ることが増えたような気がします。
でも乾燥しすぎて困るという程ではないし、加湿器も使ってません。
夜は洗濯物を干しているので、加湿されているのが大きいかも。
夏は暑いけど思ったほどではない
熱はこもる
高気密高断熱なので、夏は熱がこもって暑いと聞いてました。
確かに、夏になる前の5月6月くらいから前のアパートよりも熱がこもるような感覚があり、暑いと感じます。
エアコンを入れるほどではなく、昼間は網戸にして外の冷気を取り入れることも。
それは前のアパートでも同じですが、熱がこもる感覚は今のほうが上だなと感じます。
エアコンの効きが良い
真夏の暑さほ覚悟していたんですが、エアコンの効きは良く、冷気も保持してくれる感じがあり、暑苦しさを感じることはなかったです。
寝る時もエアコンは高めの温度でつけっぱなしでしたが、電気代も高くありませんでした。
アパート時代も夜つけっぱなしでしたが、電気代は下に書いてるようにむしろ下がってます。
さらぽかならもっと快適なはず
一条には「さらぽか」という夏も快適になる全館空調があります。
夏は床冷房、換気システムでさらっと涼しい。
冬は床暖房でぽかぽか暖かい。
我が家は床暖房のみですが、さらぽかだったら上で書いてる網戸は必須ではないかもしれません。
光熱費(電気代)が安くなった
アパート時代に比べると、家は2倍くらい広くなったのに電気代は安くなりました。
高気密高断熱で冷暖房費が抑えられることと、太陽光発電で昼間の電気代が抑えられるためだと思います。
アパート時代は電気とガス、今はオール電化で電気のみとなり、月1万くらいは安くなっていると思います。
↓詳しい実際の電気代の記事はこちら。
窓は結露しない(ただし条件付き)
窓はトリプルガラス、樹脂サッシになっており、結露しないと言われています。
確かに結露しているところはほとんど見たことがないんですが、条件付きです。
一条工務店の家は窓にハニカムシェードが付いているんですが、完全に閉めてしまうと、ハニカムシェードと窓の間の空気と室内の空気の温度差により結露が発生します。
ハニカムシェードの下を少し上げていると結露は抑えることができます。
上の写真は吹抜けの窓で、ハニカムシェードを締め切っていると、朝ハニカムシェードを上げたときに窓全体が結露していることがあります。
ハニカムシェード自体にも注意書きがあるし、家の引き渡し時に一条の方からも注意点として教えてもらいました。
冷気を遮断するためにハニカムシェードがあるのに少し上げておかないといけないのはいかがなものかと思います。。
(5年経って追記)
少し上げておくのが面倒だったり、寝室は完全に降ろさないと朝、明るかったりすることも。
締め切っていたところはカビが生えました…
悪かった点(デメリット)
寒さに弱くなっている気がする
これもよく言われることですが、冬は家の中全体が快適過ぎて、外の寒さがわかりません。
家の中が暖かいので薄着のまま外に出ると寒っ!となることがあります。
そして少し寒さに弱くなってるような気がします。
1番良くないなと思うのが、子どもが寒がりになっている気がすること。
幼稚園が寒いから嫌と言ったり、他の子は脱いでいるのになかなか上着を脱ごうとしなかったり…
住む前から気になってはいたんですが、今後がちょっと気になります…
(5年経って追記)
子どもは周りの子と比べても特別寒がりというほどではありません。
私自身は、さらに寒さに弱くなった気がしますが、年齢によるものかなぁ…
玄関も暖かいが、玄関から冷気を感じる
デメリットというほどのものではないかもしれませんが。
外から玄関に入った瞬間から暖かいと感じますが、他の部屋と比べると若干温度が低いです。
温度差で玄関から冷気を感じることがあります。
土間部分は床暖房がないことと、玄関ドアの断熱性能によるものだと思います。
他のi-smartの家と見た目が似る
我が家は周りにもi-smartの家があるんですが、見た目は似た雰囲気になってます。
建て売りではないのに建て売りっぽい感じです。
外壁はハイドロテクトタイルか普通のタイル。
ほとんどの方がハイドロテクトタイルを選ぶと思います。
タイルの色は5色で、2色まで組み合わせることができますが、そんなにバリエーションが多い訳ではありません。
外壁で違いを出しづらいとやっぱり見た目は似るんですよね。
管理するものが多い
色んな設備があるため、メンテナンス・管理するものが多いと思います。
ロスガードのフィルター類、ナノイー発生器、太陽光パネル、床暖房の設定など。
ロスガード、ナノイー発生のフィルターは毎月の掃除や、定期的な交換が必要です。
その設備が故障した場合はお金がかかるんだろうなと思います。
一条あるあるですが、
毎月のロスガードフィルター掃除をほったらかしにしがち…
まだわからないこと
メンテナンスがかからないと言われている
外壁タイル
外壁に使われているハイドロテクトタイルは光触媒によるセルフクリーニング効果があります。
ハイドロテクトでなくてもタイルは耐久性に優れており、現在主流のサイディング外壁に比べてメンテナンス(費用も)かからないと言われています。
一条工務店のウェブサイトによると、
〈サイディングの場合〉
・10、20、40年目にシーリング補修、外壁再塗装で毎回102万円
・30年目にサイディング張替え、全シーリング打ち替えで401万円
合計707万円
〈タイルの場合〉
・30年目に全シーリング打ち替え68万円
のみで、
合計68万円
50年間で640万円もメンテナンス費用が抑えられると書いてあります
サイディングはメンテナンスがかかるというのは一般的に言われているため、タイルの方がメンテナンス費用が安いのは確かだと思いますが、実際のところ68万円で済むのかはまだわかりません。
外壁は一度も掃除らしいことはしたことがないです。
外壁タイルは白ですが、キレイです。
周囲の白い家は汚れが目立ち、掃除をされているところを見たことがあります。
ハイドロテクトタイルのセルフクリーニングの効果かも。
屋根
一条工務店の太陽光パネルは、屋根一体型となっており、一般的な屋根のように塗り直しのメンテナンス費用がかからない。
屋根材としての耐久性も優れているとのこと。
でも、もし太陽光パネルが破損した場合は大変だろうなと思います。
(火災保険で風災に入ってるので何かあっても費用的にはある程度は大丈夫)
シロアリ駆除
木材に防蟻剤が加圧注入されているため、シロアリ対策ができており、シロアリ駆除の費用がかからない。
他にも費用がかかる要因があるのでは?
公式では上で書いたような費用がかからない部分を言われていますが、その他にメンテナンス費用がかかるものがあると思います。
ロスガードは10年程度で交換(本体ではなく部品交換?)が必要だったりするし、設備類の故障で費用がかかることもあると思います。
上で書いている3つの費用があまりかからないだけでもかなりの費用が抑えられると思いますが、まだまだ長く住まないとわからない部分です。
アフターメンテナンスの対応
窓の側面が外れた時にアフターメンテナンスの依頼をしましたが、こちらから連絡をして、実際に来てもらったのは1ヶ月後。
緊急性の高い状態ではなかったので良かったんですが、緊急事態の場合の対応がどうなのか気になります。
(5年経って追記)
何度かアフターメンテナンスは来てもらいましたが、緊急事態なことはなかったのでなんとも言えません。
↓これまでに発生した不具合・破損集
最後に
思ったほど暑くなかったり、思ったほど乾燥しなかったりと、デメリットとして聞いていたけどそうでもなかったものもありました。
全体としては快適な暮らしができていて大満足です。
自然を感じたいというタイプの方ではなく、家の中の快適さを重視される方には一条工務店を勧めたいです。
この記事の内容を動画にしてますが、内容は同じです。
他にも家に関する動画を投稿していますので、よろしければチャンネル登録お願いします。
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最初に知っておかないと数十万円損することも…
こちらの記事で紹介制度など、安くする方法をまとめてます。
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