【一条工務店グランセゾン】i-smartとの違いは?どっちにする?
一条工務店で家を建てようと思ってるけどグランセゾンってどうなんだろう。
i-smartと似てるけど違いは?
我が家はi-smartで建てた家に住んでいます。
私が建てたときはグランセゾンは無かったのですが、もしあったらグランセゾンとi-smartで迷っていたかもしれません。
今回はグランセゾンとi-smartの違いを調べ、もし今建てるならどちらを選んでいたかを考えてみました。
※グランセゾンのことはネット上の情報を元に記載してます。
誤りがありましたらすみません。
- グランセゾンとi-smartの違い
- i-smartに住んでる立場の私はどっちがいいか
グランセゾンとi-smartの違い
※写真は一条工務店ウェブサイトより
一条工務店のグランセゾンは2019年に発表された商品で、一条工務店の中で最も高級な商品です。
見た目的にはi-smartと似ており、違いが少し分かりづらいです。
i-smartと比べたときのグランセゾンの特徴をまとめてみました。
坪単価が高い
グランセゾンの坪単価はi-smartに比べて2〜3万円ほど高いです。
ただし、設備などのグレードが全て高級だから高い、というわけでもなく、下に書いているように良い部分もあれば悪い部分もあるようです。
間取りの自由度が高い
グランセゾンは1階と2階とで広さを変えることができますが、i-smartの家は総二階建てで、1階と2階の広さ・形を同じしなければなりません。
総二階のデメリットとしては、
・間取りの制約が多くなる
1階と同じ広さにするためだけに、2階に必要のないバルコニーができてしまったり、1階の一部を広くしたいだけなのに2階まで広くなって費用が高くなってしまう、などなど…
・見た目的にのっぺりしていてダサく感じられる
といったことが挙げられます。
グランセゾンはi-smartよりもオシャレな見た目にできると思います。
我が家は間取りを検討する時に1階と2階を同じ形で考えるのが凄く難しかった記憶があります。
間取りの自由度が高いのは大きなメリットではないかと思います。
気密性・断熱性が劣る
断熱材に違いがあり、i-smartよりも気密性・断熱性が劣ります。
(それでも気密性・断熱性はハウスメーカーの中でもトップクラスですが。)
使っている断熱材は、
・i-smart:高性能ウレタンフォーム
・グランセゾン:EPS1号
というもの。
「さらぽか」が採用できない
グランセゾンは夏はさらっと、冬はぽかぽか!のさらぽかが採用できません。
「さら」の部分は、除湿しながらの換気システムや、床暖房のパイプに水を通すことで熱を吸収するシステムで、夏を快適に過ごせるというものです。
「ぽか」は床暖房です。
床暖房はグランセゾンでも標準仕様ですが、何故かさらぽかは採用できません。
どうしてもさらぽかを採用したい人はグランセゾンは諦めるしかないのが現状です。
※今後採用できるようになるかもしれないので気になる方は営業さんに確認を!
標準仕様が優れている部分がある
標準で天井高が高い
グランセゾンは標準仕様の天井高が高いです。
・グランセゾン:265cm
・i-smart:240cm
高いのはLDKや洋室で、洗面所、トイレなどは240cm、和室は250cmとなるそうです。
i-smartも高くすることはできますが、オプション料金がかかります。
料金は1坪あたり20000円。(ネット情報)
(ただしグランセゾンより5cm低い260cm)
ハイドロテクトタイルが標準
ハイドロテクトタイルとは、光触媒技術によりセルフクリーニング効果のある外壁タイルです。
i-smartの場合はオプションで、我が家の場合45万6千円かかっています。
それが無料となるので結構な金額です。
パラペットルーフ(屋根)が標準
※写真は一条工務店ウェブサイトより
パラペットルーフとは写真の赤枠の部分で、1階と2階の大きさが異なる場合の1階の屋根のような部分です。
デザイン的には良いですが、雨風にさらされ、メンテナンスがかかるとのことなので私としてはあまり魅力を感じません。
デザインルーバーが標準仕様
※写真は一条工務店ウェブサイトより
デザインルーバーは写真の赤枠部分のこと。
i-smartではオプション料金がかかります。
i-smartの資料を見ると、
「ルーバーが視線を程よく遮り、プライベートな空間を確保しながら、採光、通風等の自然を上手に取り込める」
とあります。
アクセントになってオシャレに見える、というメリットもあります。
主な設備の違い
※2020年8月より、i-smartでもグレイスキッチン、グレイスドレッサーを含むグランセゾンの多くの設備を採用できるそうです。
(ただしオプション料金がかかる。)
グレイスキッチン
※写真は一条工務店ウェブサイトより
i-smartのキッチンは「スマートキッチン」ですが、グランセゾンは「グレイスキッチン」が標準。
※ただし、いつまでかわかりませんが期間限定でi-smartでもグレイスキッチンを選択できるようになってます。
i-smartとの違いで特徴的なのは
・キッチン表面が木目調
・ダイニング側に飾り棚がある
・天板はグラリオカウンターが標準
(高度が高く、汚れが取れやすい)
といった点。
天板を御影石にするとオプション料金がかかるのはi-smartと同じ。
↓こちらはi-smartのスマートキッチン。
グレイスドレッサー
※写真は一条工務店ウェブサイトより
洗面台です。
i-smartとの違いで特徴的なのは、
・蛇口が壁から出ていて汚れにくい
(i-smartは下から出ているので汚れやすい)
・横の収納がプラスチック製の衣装ケース
(i-smartは網棚になっていて、細かいものは網目から落ちる)
・洗面台下部の収納が引き出し
(i-smartは開き戸になっているので収納ケースなどを買って、取り出しやすい工夫が必要)
・上部収納がダウンウォールになっていて上から下に降りてくる
これはi-smartと比べてかなり使いやすくなってそうだなと思います。
特に下部が引き出しになってるのは使いやすそう。
床材の違い
・モクリア
※写真は一条工務店ウェブサイトより
木目調がくっきり、板の幅が広く、継ぎ目の彫りが深い床材。
i-smartの標準は「EBコートフローリング」モクリアの方が見た目の高級感はありそうですが、性能的には同じようなもののようです。
・石目調フローリング
※写真は一条工務店ウェブサイトより
トイレ、キッチン、洗面所などの水回りで施工できます。
見た目の高級感があり、防水性も高い。
石目調ですが木材なので染み込んでしまうことはあるようです。
玄関ポーチのタイルが違う
グランセゾンで標準で選択できるのは
・ヨーロピアンタイル
・御影石
の2種類。
i-smartでは
・テラコッタタイル
・ヨーロピアンタイル
の2種類です。
御影石がオプション料金無しで選択できるのは良いですね。
i-smartはオプションでも御影石は選択できませんでした。(現在もかな?)
今建てるならどっちを選んだか
上で書いたグランセゾンとi-smartの違いを元に、
私だったらどのあたりで迷うか
を考えてみると、下の5つが大きいかなと思います。
①坪単価の違いを許容できるか
②キッチンや洗面台の違いをどう捉えるか
③天井高の違い
④ハイドロテクトタイルの金額差
⑤i-smartの高気密高断熱性能を取るか
⑥グランセゾンの間取りの自由度・見た目のオシャレさを取るか
一つ一つ見ていきます。
①坪単価の違いを許容できるか
単純にグランセゾンの方が高いのであれば、我が家は今の坪数で予算ギリギリだったので、家を狭くしなければグランセゾンは無理!ということになります。
坪単価が2〜3万円高いので2.5万円と仮定すると、35坪の我が家は
2.5万円 × 35坪 = 87.5万円
高くなります。
でもi-smartではオプションになっているものが標準で採用できたりするので単純比較はできません。
②キッチンや洗面台の違いをどう捉えるか
キッチン
グランセゾンのグレイスキッチンはi-smartのスマートキッチンよりもオシャレだし天板のグラリオカウンターも良い感じ。
でもグレイスキッチンのダイニング側に飾り棚はイマイチ活かしきれなそうだし、スマートキッチンの方がカウンターチェアを置いたりして食べたり子供の勉強スペースにしたりダイニング側を有効活用できそう。
そもそもグランセゾンでもスマートキッチンは採用できるし、i-smartでもグレイスキッチンは採用できる(期間限定扱い)ので、あまり比較にはならないかもしれません。
洗面台
洗面台はグランセゾンのグレイスドレッサーがかなり改良されてて良さそうだなと思いました。
i-smartの収納は網棚になっているところが使っていてイマイチに感じているるし、洗面台下の収納も開き戸になっていて良い感じに収納するのが難しいです。
↓i-smartの我が家の洗面台の網棚
③天井高の違い
天井高が高いと開放感があって家が広く見えるので良いですよね。
でも我が家はリビングに吹き抜けを作ってるので全体が高くなくてもいいかな、とも思います。
④ハイドロテクトタイルの金額差
我が家はハイドロテクトタイルをオプション料金45万6千円で採用してますがグランセゾンでは0円。
坪単価の違いによる金額差でグランセゾンの方が87万5千円高くなりますが、ハイドロテクトタイル分の金額を考慮すると、差は28万1千円ということになります。
i-smartでどうしても天井高を高くしたければその差は更に縮まり、むしろi-smartの方が高くなることも考えられます。
⑤i-smartの高気密高断熱性能を取るか
i-smartは一条工務店の中でも高気密高断熱性能がトップ。
グランセゾンでも他ハウスメーカーに比べればトップクラスの性能ですが、私はどうせ一条工務店にするならi-smartのトップレベルの性能が魅力的に感じます。
冷暖房費にどれくらい影響があるのかは正直わかりませんが・・・
⑥グランセゾンの間取りの自由度・見た目のオシャレさを取るか
間取りの制約が多いと言われる一条工務店ですが、グランセゾンだと総二階の制約がなくなります。
これは間取りの自由度にかなり影響があると思います。
我が家は1階をもう少し広くたかったところがあるんですが、2階も一緒に広くなってしまい、その分費用が高くなるので断念しました。
ただ、
・一般的には総二階の方が耐震性は高くなる
・総二階だから見た目がダサいとはあまり思わない
と私は思います。
我が家が今建てるならどっちか
私は今建てるとしてもやっぱりi-smartを選んでいたと思います。
グランセゾンの高級感のある内装も良いなと思いますが、個人的にはi-smartの雰囲気の方が好きです。
グランセゾンの設備の中で地味に魅力を感じたのは使い勝手が改良されている洗面台ですが、i-smartの洗面台が悪いというほどでもないです。
そしてやっぱり1番ネックになるのは金額差!
上で書いてるように、我が家の場合はハイドロテクトタイルの分を考慮すると差は28万円。
グランセゾンにすると天井高が高くなりますが、少しでも金額を抑えようとしていた我が家は、天井高を高くするために28万円払うとは思えません。
間取りの自由度についても、既に建てている我が家としてはそこまで大きな後悔もないのでグランセゾンを選ぶ理由にはならない気がします。
凹凸のある外観もカッコいいなと思いますが、今の我が家の外観もなかなか良いと思ってます。
住んでる今だから言えることですが…
ハイドロテクトタイルを採用し、天井高を高くしたいのであればi-smartの方が金額が高くなる場合が多そうなので、グランセゾンも良いのではないでしょうか。
最後に
参考になりましたでしょうか。
グランセゾンは一条の中で最高額の商品なのに気密断熱性能がi-smartの方が上だったり、さらぽかが採用できなかったり、個人的にちょっと中途半端な印象があります。
それゆえ、どっちにするかかなり迷いそうですね。。
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