一条工務店の太陽光パネルは載せるべきか【メリットと我が家の実績】
一条工務店の家、太陽光パネルは設置すべき?
売電単価は毎年下がってるし、高い設置費用を払ってまで載せるメリットはあるの?
現在でも、まだ載せるメリットはあると思います。
この記事では、太陽光パネルのメリットデメリットの説明と、なぜメリットがあるのか、我が家の実績を元に解説してます。
- 一条工務店の太陽光パネルのメリット
- 我が家の実績と今後の予想
- 載せるメリットがある理由
太陽光パネルのメリットとデメリット
太陽光パネルの一般的なメリット
売電収入を得られる
これが太陽光パネルを載せる一番の目的。
電気代が安くなる
全量売電と余剰売電のうち、余剰売電で契約すると日中の電気代は発電分でまかなわれるため、その分安くなります。
※全量売電、余剰売電ってなに?という方は下で説明してます。
電気代が高くなっても昼間は自家発電できる
電力会社の電気代は年々上昇傾向にあります。
余剰売電の場合、昼間は発電した電気を使い、電気代を抑えることができます。
停電時も電気が使える
停電時も自家発電で電気が使えます。
※ただし蓄電池を設置していない場合は日中の発電中しか使えないし、一条工務店の場合、電気が使えるのは専用のコンセントのみ。
(蓄電池があれば全コンセントで使えます。)
一条工務店の太陽光パネルのメリット
一条工務店の太陽光パネルは自社生産です。
屋根一体型である
屋根の上に載せるのではなく、屋根自体が太陽光パネルになっているイメージです。
大容量の太陽光パネルを載せることができる
屋根のスペースを最大限に活かせるので大容量の太陽光パネルが設置できます。
産業用と言われている10kW以上も当たり前のように載せることができます。
耐久性が高く、塗り直しが不要
一般的な屋根だと塗り直しが必要ですが、太陽光パネルなので不要。
降ひょう実験、耐衝撃性実験、機械的荷重試験などを実施しており、防火認定も受けているそうです。
地震に強い
太陽光パネルは一般的な屋根よりも軽く、地震時の建物への負荷が軽くなります。
火災保険の対象となる
屋根に載せる太陽光パネルだと火災保険の対象にならない場合がありますが、屋根一体型なので火災保険の対象となります。
一条側で発電状況を監視してくれる
発電の状況はネットを通じて一条側に送信されており、何か不具合があれば修理・点検の連絡があります。
スマホで発電状況を確認できる
一条工務店のスマホアプリで発電状況を確認できます。
状況は時間単位で見ることができます。
太陽光パネルのデメリット
設置費用がかかる
数百万の設置費用がかかります。
これを上回る売電収入がないと意味がありません。
固定資産税が増える
10kW以上のパネルを載せると固定資産税の対象となります。
3年間は3分の2に減免されます。
金額は評価額により異なりますが、数万円(1桁)になる場合がほとんどだと思います。
メンテナンス費用がかかる
屋根の塗替えは不要ですが、パワーコンディショナーの交換や定期点検で20年間で30万円程度の費用がかかるようです。
発電量が天候で左右される
雨の日が多かったりすると発電量は少なくなります。
年単位で見るとそんなに大きく変化はしないと思うのでそこまで気にする必要はないかと思いますが。
何年で返済できるの?
一条工務店のシミュレーションはしっかりしてもらおう
この後、我が家の例などを書いていますが、太陽光パネルを載せる場合は、一条工務店にシミュレーションをしてもらうことができます。
我が家の場合は、最初にシミュレーションしてもらったのが13kWで、実際に載せたのは10.08kW。
やっぱり容量が少ないのでシミュレーションよりも実際は安くなりました。
他のブロガーの方の情報を見ているとシミュレーション結果は結構信頼できるようなので、実際に載せる容量でちゃんとシミュレーションしてもらいましょう。
我が家でシミュレーションしてもらった時の結果は下の記事で書いてます。
売電の基本的な制度について
売電の基本的な制度を簡単に説明します。
買取価格
契約した年度により単価が変わります。
<2019年度以前>
・容量が10kW以上か10kW未満か
10kW未満の場合、
・出力制御対応機器設置義務がある地域かどうか
・蓄電池を使ったダブル発電かどうか
の3つによって売電単価に違いがありました。
<2020年度以降>
・容量が10kW以上か10kW未満か
だけになっています。
単価は「太陽光 売電単価」などで検索すると調べることができます。
固定買取期間
・容量が10kW未満:10年間固定
・容量が10kW以上:20年間固定
余剰買取制度と全量買取制度
・余剰買取制度:昼間発電した電力は自己消費して余った電力を売る。
・全量買取制度:発電した電力は消費せずに全て売る。
10kW以上の場合、2019年度以前は余剰売電か全量売電化選択できました。
しかし、2020年度は余剰買取制度のみとなっています。
※余剰売電だと自己消費する分、売電収入は減ります。
でも昼間の電気代は売電単価より高いので、電力会社の電気を消費する(全量買取)よりも発電した電気を自己消費(余剰買取)した方がお得だと思います。(現在のの電気代と売電単価の場合)
2018年度契約の我が家の場合
契約形態
太陽光パネルの容量:10.08kW
太陽光パネルの設置費用:248万円
売電単価:19.8円(18円+消費税)
※消費税が8%の時は19.44円でした。
容量10kW以下だと消費税はプラスされません。
固定買取期間:20年間固定(10kW以上なので)
売電収入実績
住み始めて1年間の実績は、
年間:216,000円
月平均:18,000円
でした。
詳しくはこの記事で書いています。
返済までの期間
太陽光パネルは年間1%ずつ劣化していくと言われています。
1年目の実績を元に、1%劣化を考慮して計算した予想売電収入は以下のようになります。
太陽光パネルの設置費用は248万円なので、累計の収入を見ていただくと、13年目で返済できることになります。
それ以降は純粋な収入となっていきます。
返済後のメリット
20年目では、売電額393.3万円 - 設置費用248万円 - メンテナンス費用30万円 = 115万円の収入となります。
しかし気をつけないといけないのが、以下の2点も考慮しないといけないということです。
①余剰売電の場合、売電収入以外に昼間の電気代が安くなるメリットがある。
②太陽光パネルを設置すると固定資産税がかかる。
①について
正直どのくらい電気代が安くなってるのかわかりません。
平均すると1ヶ月の電気代は7057円でした。
なんの根拠もないですが、1月あたり1000円安くなってるとすると、年間1万2千円、20年で24万円のメリットがあることになります。
②について
家屋の固定資産税に含まれてるはずで、太陽光パネル分でいくら払ってるかよくわかってないんですが、固定資産税の計算式に当てはめると恐らく1年目は2万円くらい払ってるはずです。
毎年評価額が下がって減っていき、17年間は払います。
計算式がよくわからないので(笑)ずっと2万円とすると、34万円払うことになります。
そうすると、20年間の収入は、
115万円 + ①の24万円 - ②の34万円 = 105万円
となります。
もし2020年に契約してたら?
※かなり想定が入ってるので参考程度にしてください。
もし、10.08kWの太陽光パネルを2020年に契約してたらどうなるのか?
計算の前提
太陽光パネルの設置費用は年々減少傾向にあります。
2020年はどれくらいの費用になっているかわかりませんが、ネット上に10kWで203万円という情報がありました。
(しかも蓄電池付きで!!)
2018年度との違いとしては他に売電単価があります。
2018年度:19.8円(18+消費税)
2020年度:14.3円(13+消費税)
返済までの期間
2020年度の売電単価として計算すると以下のようになります。
※蓄電池のことは考慮せずに。
203万円を返済するのは14年目ということになりました。
返済後のメリット
20年目では、売電額284万円 - 設置費用203万円 - メンテナンス費用30万円 = 51万円の収入となります。
そして上と同じように昼間安くなることと固定資産税を考慮すると、20年間で
51万円 + ①の24万円 - ②の34万円 = 41万円
となります。
蓄電池のことは考慮していないので、蓄電池で自給自足して電気代が安くなることを考えるともっとメリットがあるはずです。
今でも充分太陽光パネルを設置するメリットがあると言えるのではないでしょうか。
※想定が入ってるのでちゃんとシミュレーションしてもらいましょう。
一条工務店は蓄電池の販売も開始
2019年、一条工務店は太陽光パネルと蓄電池をセットにした商品を発表しました。
他社と比べて嘘みたいな低コストで蓄電池を設置することができます。
現在は太陽光パネルのみでのメリットはかなり少なくなってきてますが、蓄電池とセットで設置することのメリットが大きいと思います。
蓄電池についてはこちらの記事で解説しています。
最後に
2020年度契約でもメリットはありそうです。
でも太陽光パネルを載せるかどうかの判断はシミュレーションをしてもらってから!
太陽光パネルは、固定買取期間が終わった後でもしメリットがなくなったり故障した場合でも、屋根としては上で書いたような耐震性や塗り直し不要などのメリットがあります。
一条工務店は値引きには応じてもらえませんが、
割引制度やキャンペーンなどを駆使することで数十万円安くすることができます。
最初に知っておかないと数十万円損することも…
こちらの記事で紹介制度など、安くする方法をまとめてます。
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