一条工務店 太陽光パネルの返済プランと売電シミュレーション
一条工務店の太陽光パネルって得なの?
太陽光パネルはどうやって返済するの?
一条工務店では屋根一体型の太陽光パネルをつけて売電収入を得ることができます。
我が家は10.08kWの太陽光パネルを搭載しており、「すぐラク」プランという返済プランで契約しています。
今回は発電シミュレーションや返済プランについて書いていきます。
目次
太陽光パネルの容量(kW)とは
太陽光パネルで作ることができる電力の大きさの指標・単位です。
例えば1kWの太陽光パネルであれば1時間に1kWの電力を作ることができる能力を持っている、ということです。
一条工務店の平均搭載容量は約11.3kWで、全国平均の2倍以上で、搭載棟数も住宅業界でNo1です。※2018年
太陽光パネルを自社で生産し、自社の建物規格に合わせられるため、屋根一体型で屋根の面積を最大限に活かせるとのこと。
(一条工務店HPより)
我が家は10.08kW、248万円の太陽光パネルを搭載しています。
一条工務店の返済プラン
返済プランは、すぐラクプランと夢トクプランの2つがあり、支払い方法に違いがあります。
例として
家 : 3000万円
太陽光パネル : 200万円
ローンを組む金融機関の金利 : 1.2%
の場合に2つのプランで支払いがどうなるかというと…
すぐラクプラン
・支払い:住宅ローンに組み込む(金利はローンを組む金融機関の金利)
・発電分:最初から全額収入となる(自己消費分(電気代)、住宅ローンに充てることができる)
太陽光パネルの代金を住宅ローンに組み込む払い方。
金利は住宅ローンで支払う金融機関の金利が適用されます。
家と太陽光の合計3200万円を金利1.2%で支払うことになります。
夢トクプラン
・支払い:10数年間で発電払いで支払う(金利は一条工務店の金利1.4%程度)
・発電分:太陽光パネル分の返済が終わってからは全額収入となる
太陽光パネルの返済を10数年間の発電払いで支払う払い方。
家の3000万円は金融機関の金利1.2%でローンを組み、支払いますが、太陽光パネルは一条工務店とローン契約して金利1.4%程度で支払います。
金融機関で借りるローンが減るため、借りる額を増やすことができます。
例えば金融機関から借りられる上限が3100万円の人は、
・すぐラクプランの場合、3200万円のローンを組みたいですが、組めませんので、家のオプションなどを削って安くする必要があります。
・夢トクプランだと家のオプションなどを削ることなく3000万円を金融機関でローン払いして、太陽光200万円は一条にローン払いします。
しかし、太陽光パネル分の一条で払う金利は1.4%程度なので、現在の一般的な金利だとすぐラクプランよりもトータルでは高くなってしまいます。
我が家は
我が家は夢トクプランだと高くなるだけでメリットがなかったので、すぐラクプランにしました。
ネットを見ていてもすぐラクプランの方が多いようです。
どうしても金融機関のローン上限では賄えない場合を除いて、夢トクプランにするメリットはないと思います。
発電シミュレーション結果
発電のイメージ
発電した電力のうち、自己消費した分を引いた電力を売電します。(余剰買取制度の場合)
昼間は発電量が大きいため、太陽光発電の電力のみで生活でき、夜間などは発電量が足りないため、電力会社からの電力で生活するようなイメージとなります。
※一条の資料にはっきり書いてないですが、夢トクプランの場合は自己消費はせず、①+②を全て太陽光パネルの返済に充てるようです。(返済終わるまで)
発電シミュレーション結果
契約前に、13.00kWの場合の発電シミュレーションをしてもらっていて、それによると、以下のような売電収入となります。
(あれ?10.08kWでシミュレーションしてもらってない…)
条件
搭載費用(13.000kW)
335.9万円
売電価格
当初20年間19.44円/kWh
※売電単価は、2018年度のもの。
2018年度の売電単価は18円ですが、10kW以上の太陽光パネルの場合、消費税分売電収入が増えるそうです。
消費税が10%になると19.8円/kWhとなります。
年単位のメリット
初年度の年間合計発電量
13,486kWh
年間の予想メリット (①+②) ※10年目までの予想平均メリット
253,014円
20年間の予想メリット (①+②)×20年
4,823,030円
※経年劣化で発電効率が落ちることも考慮
なので20年間で、
482.3万円(20年間の予想メリット) - 335.9万円(初期搭載費用) = 138.3万円
の利益が得られることになります。
月単位のメリット
月間の予想メリット(年間の予想メリット ÷ 12)
21,084円
すぐラクプランの場合、自己消費(電気代)分を除いた金額が収入となります。
21,084円 - 3,230円(電気代分) = 17,853円
これを住宅ローンの返済に充てると、その分、月々のローンが安くなることになります。
最後に
わかりにくかったかもしれませんが、いかがでしたか?
(一条からもらったシミュレーションの紙がイマイチわかりにくい・・・)
あくまでシミュレーション結果なので、これくらいのメリットがあるという目安です。
他の方のブログを見ていると、シミュレーションよりも収入が多くなることが多いようです。
住み始めてから実際の売電収入額を書いていきたいと思います!