今回は巷で噂の(?)一条ルールについて。
一条工務店には、一条ルールと呼ばれている間取りに関する多くの制限事項があります。
(建物の強度や気密性などを保つためにある。)
我が家の設計中に実際に体験した一条ルールを紹介します。
こんな間取りがダメだった!
冷蔵庫横の壁
当初の設計では、リビングとダイニングの境界がスリットスライダーになっていましたが、LDKが広く見えたほうがよかったため、スリットスライダーを外してもらいました。
しかし、家の強度を保つため、壁を全て取り払うことはできず、一部壁が残ってしまいました。
ただ、この間取りの場合、ここに壁があったほうが冷蔵庫との仕切りになってちょうど良いかも、といった感じです。
リビングダイニングの間のタレ壁
上記と同じく、スリットスライダーを外したところ。
強度を保つためにタレ壁が必要でした。
開放感をもたせるためには、できるならなくしたかった。
洗面所入り口のドア
リビング側に開くドアはスライドドアにしたかったのですが、壁が薄くなるため、強度を保つためにできないとのことでした。
吹き抜けの大きさ
リビングの上はリビングと同じ大きさ(幅4マス分)の吹き抜けにしたかったのですが、建物の幅の半分以上が吹き抜けになってはいけない、というルールがあり、3マス分になりました。
吹き抜けと並んで階段
二階の間取りを考える上で階段の位置をリビングの横に変更しようとしましたが、階段も上記のルールとしては吹き抜けとしてカウントされるため、リビングの横にはできませんでした。
リビングの窓サイズ
リビングの窓を大きなサイズにしたかったのですが、吹き抜けの下はこれ以上大きくできないそうで、リビングは諦め、ダイニング側の窓を大きくしました。
吹き抜けの1階と2階の間の区切り
上の画像のように、吹き抜けの壁の1階と2階の間の部分に区切り(?)のようなものができるのですが、見た目的にイマイチなので外してもらおうと思いました。
設計さんに話をしてみると、外すことはできますが、将来的に壁紙が下がってきて歪みが出てくるとのことでした。
色は白でそれほど目立つものではないため、外すのは諦めました。
(おまけ)二階のトイレをアラウーノにできなかった
タンクレストイレのアラウーノは、2階に設置すると水圧が足りないため設置すると1階に設備が必要で壁が厚くなる部分ができるとのことで、タンクありタイプのトイレにしました。
1階はアラウーノにしています。
最後に
構造・強度的にNGなものは、打ち合わせの場でもその場でパソコンに入力してチェックしてもらったり、複雑なものは持ち帰って検査(?)してもらったりしました。
かなりのルールがあって、しっかりチェックをされているんだな、といった印象を受けました。
実現したい間取りが制限されてしまうのは残念ですが、我が家の場合は設計が終わった現時点としてはそれほど大きな問題はなくてよかったです。
住んで実感したおすすめの間取り配置をこちらの記事で紹介しています。
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めちゃくちゃ大変でした…
間取りに関しては大きく2パターンの設計から良い方を選んだのですが、
時間があればもっと良い間取りがあったのではないかと考えることがあります。
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