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【N式】蓄電池なしで電気代安くなる?1ヶ月目【一条工務店×Looopでんき】

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一条施主の間で話題の電気代節約法「N式」

かなり(というかめちゃくちゃ)乗り遅れてますが、我が家も試してみました。

通常は太陽光パネルと蓄電池の両方があることで最大限のメリットを得られる方法ですが、我が家は太陽光のみ

太陽光のみでも安くなったという方もいらっしゃいましたが、最近は電気代高いので無謀かも…と思いながらもチャレンジしてみました。

結果としては高くなってしまったんですが、一概に高いとも言えないと思うので、その理由を含めて結果をお伝えします。

この記事でわかること

・電気代節約法「N式」とは

・太陽光パネルのみでも安くなるのか(あくまで我が家の1ヶ月分の実績)

目次

一条施主の間で話題の"N式"とは?

N式とは

一条施主の「なあたン」さん考案の電気代節約法です。

一条工務店は大容量の太陽光パネルと蓄電池を自社生産しており他ハウスメーカーに比べて格安で搭載することができます。

それを活かして以下のような電気の使い方をすることで電気代を最大限抑える方法です。

  • 基本料金0円の電力会社(Looopでんき等)で契約
  • 昼間にエコキュートの湧き上げをして太陽光発電で賄う
  • 夜間は蓄電池の電気を使う(蓄電池の運転モードを"省エネ"に)

電力消費量が大きいエコキュートの湧き上げを太陽光で賄い、蓄電池の電気を使うことによって電力会社からの買電を減らすことで電気代を減らすことができます。

基本料0円の電力会社なら固定の電気代がかからないので、もし太陽光と蓄電池で家の電気を賄うことができれば理想的な状況だと電気代0円です。

さすがにそこまでは難しそうですが、SNSを見ていると、月の電気代が数十円だったという報告もあります。

天気の良い季節なら昼は太陽光、夜は蓄電池の電気で、家で使う電気はほとんど賄うことができ、買電がほとんどないんでしょうね。

ちなみに

エコキュートは標準設定だと夜間の電気が安い時間帯に湧き上げをします。

エコキュートは空気中の熱を有効活用する"ヒートポンプ技術"でお湯を沸かすので、夜間の空気よりも昼間の温かい空気を使ったほうが湧き上げにかかる電力は少ないです。

太陽光の売電単価よりも夜間の電気代単価の方が高いようであれば、エコキュートを昼に湧き上げするだけでもメリットはあります。

エコキュートと蓄電池の設定方法

エコキュートの設定

  • 時計を12時間ずらす
エコキュート設定_日時設定

「日時設定3秒押し」ボタンを押し、時間を12時間前に設定。

※エコキュート自体に昼間沸き上げする設定がないので昼夜を逆転させる。
※この設定をすると例えば昼の10時に時計を見ると前日の22時になります。

  • 湧き上げの設定
エコキュート設定_湧き上げの設定

「決定」ボタンを3秒長押しし、下記の設定をします。
※「7」は家庭によって「8」だったり「9」だったりするようです。
※私は元に戻すことを考えて、元の設定をメモしておきました。

7. 電力契約モード【マニュアル】
7-1. 夜間開始【22時】
7-2. 夜間終了【5時】
7-3. 夜間能力【通常】
7-4. 夜間動作【パターンL】
7-5. 土日モード【無効】
7-6. ピーク停止開始【7時】
7-7. ピーク停止終了【15時】

  • 湧き上げ湯量の設定
エコキュート設定_湧き上げ湯量設定

「決定」ボタンを3秒長押しし、下記の設定をします。
※「6」は家庭によって「7」だったり「8」だったりするようです。

6. 使用湯量モード【入】
6-1. ご家庭に合った湯量
※何リットル湧き上げるかの設定です。
 我が家(4人家族)は、350Lにしてますが足りなかったことはないです。
 250〜350Lくらいにする人が多いそうです。

蓄電池の設定

一条パワーモニターアプリ

「一条パワーモニター」アプリで以下の設定をします。

右上のメニュー(3本線)
→設定
→運転モード
運転モード:省エネ
使い切りレベル:1

使い切りレベルは低くすればするほど買電を減らすことができますが、0にすると停電時などに使えないリスクがあるので1などにしておくのが無難だと思います。

また、スマホなどと同じく、蓄電池は完全に使い切ると寿命が短くなると言われています。
※一条の蓄電池もスマホなどと同じくリチウムイオン。

我が家の電力契約形態とLooopでんきへの切り替え

我が家は太陽光パネルはありますが蓄電池はないため、完全なN式はできませんが、それでも安くなったというネットの投稿があったので、基本料0円のLooopでんきに切り替えてみました。

我が家の切り替え前後の電力会社の契約形態などの詳細は以下のとおりです。

切り替え前後の電力会社の契約形態

切り替えは、ネットで切り替え先のLooopでんきに申し込むだけ
翌月10日まで待ちましたが、申込みは簡単でした。

大手に戻すのも簡単なようなので、安くならないようであれば戻すつもりで申込みました。

切り替え前 (大手電力会社)

基本料金:1889円
プラン:夜間21時〜7時が安くなるプラン
さらに平日よりも休日、秋冬よりも春秋が安くなります。

切り替え後 (Looopでんき)

基本料金:0円
プラン:市場連動型
市場価格により30分ごとに単価が変わります。
電気の需要が高いと単価が上がるので、夕方から夜にかけてが高く、昼間などが安い傾向にあります。

太陽光パネルのスペック

太陽光の売電に関しては、大手電力会社との契約。
切り替え前後で変更はありません。

太陽光パネルの容量

10.080kW

売電単価

19.8円(18円+消費税)
※2018年度の単価で、10kW以上なので20年固定。
※容量10kW以下だと消費税はプラスされません。

売電制度

余剰売電
※昼間の発電電力は消費し、余った分を売電します
1日の発電イメージ

1ヶ月目の実績

エコキュートを昼に湧き上げするようにしたこと以外は、電気の使い方はあまり意識せず、今までどおり過ごしました。

電気代と使用電力量

電気代

初月(6月)の電気代は以下のようになりました。

<2024年6月>
 6,783円
  使用電力量:187kWh

<過去5年6月の平均>
 6,282円
  使用電力量:244kWh

※6月=6月11日〜7月9日

うーん、500円高い

使用電力量はかなり減っていますがエコキュートの電力を太陽光で賄っているのが大きいのかもしれません。

高くなった理由

電気代は高くなっていますが、以下のようなことから過去5年の平均と単純比較もできないかな、と思います。

①年によるバラツキ
・5年前などは電気の単価が安かった
・1年目はリモートワークをしていなくてかなり安かった
 (今はリモートワーク率が高い)
・高い年は7225円のときも

②昨年より政府の補助金あり、ちょうど5月で終了した

②が大きいと思うのですが政府の電気代・ガス代の激変緩和補助金がちょうど終わったタイミングでした。

激変緩和補助金
引用:資源エネルギー庁

2023年1月から実施されていた補助金は6月使用分から終了していて、下記のように家庭の電気代は前年比 最大40%くらい高騰すると言われていました。

昨年の電気料金との比較(2024年7月)_時事通信
引用:時事通信

そのことを知らずにチャレンジしてしまって試すタイミングとしては最悪だったかもしれません…

補助金の影響がどのくらいあるかわかりませんが、ネットの口コミを見ると Looopでんきもちょうど6月に入ってから単価が高い日が続いているようです…

もし我が家が大手電力会社のままで昨年より40%高くなったとすると、以下のようになります。

昨年6月:6,029円
今年6月
 もし大手のまま40%増だったら:8,440円
 実際             :6,783円

8,440円 - 6,783円 = 1,657円 安かったことになるかもしれません。

↓補助金は8月〜10月にも実施されるそうですが7月も高そうですね…

酷暑乗り切り緊急支援
引用:資源エネルギー庁

さらに、Looopでんきの過去の単価があまりわからないんですが、ネットの口コミを見ると、ちょうど6月に入ってから単価が高い日が続いているようです…

冷暖房が使われて電気の需要が高まる夏と冬は単価が高くなるようなので、年間通してトータルで見ないとわからないかもしれないです。。

電気代と売電額の合計

最後に、ここが一番大事なところですが、電気代と売電額の合計で見てみます。

昼間にエコキュートの湧き上げをするようにしたことで、発電した電気を使っているので売電額は落ちているはずです。

初月(6月)の売電額は以下のようになりました。

<2024年6月>
 19,958円
  発電量:965kWh
  (6月11日〜7月9日)

<過去5年6月の平均>
 21,404円
  発電量:1054kWh

予想通りではありますが、1400円安いです…

そして電気代と売電額の合計で見ると、以下のようになりました。

<2024年6月>
 売電収入19,958円 - 電気代6,783円
 = 13,175円の収入

<過去5年6月の平均>
 売電収入21,404円 - 電気代6,282円
 = 15,122円の収入

なので、

1,947円 収入が落ちてます泣

残念な結果ではありますが もしかしたら大手のままにしていたらもっと減っていたかもしれないのでしばらく続けてみようと思います。

注意点など

・発電中にエコキュートの湧き上げをするので売電額は減る。

・太陽光の売電単価が低いここ数年に建てた人ほど意味があるかもしれない。
 - 売電単価が高い家庭は、自己消費せずに売ったほうが得する
 - 売電単価が低い家庭は、自己消費した方が特をする
 ※でも、Looopでんきにするなら夜間の単価は高いのでエコキュートは絶対昼湧き上げ。

本記事のYouTube版

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まとめ

・N式は自家発電の電力を最大限利用することで電気代を節約する方法
・蓄電池がない我が家の1ヶ月目は高くなりましたが、補助金の影響もあり高いと言えるのかイマイチわからない。。

1ヶ月の結果を見る限り大きな削減は期待はできないですが(泣)、もう少し様子を見てみようと思います。
2ヶ月目も結果を投稿します!

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