エアコンの冷房と除湿の違いって?電気代や使い分け方は?
エアコンには冷房運転と除湿運転がありますが、意外と違いがあまりわからないまま使ってませんか?
私もそうだったので、調べた結果をまとめてみました。
- エアコンの冷房と除湿の違い
- 電気代の違い
- 使い分け方
エアコンの冷房と除湿の違い
通常、エアコンには冷房と除湿(ドライ)の機能があります。
それぞれの機能の目的は以下のとおりです。
・冷房:温度を下げる目的の機能
・除湿(ドライ):湿度を下げる目的の機能
そして除湿には「弱冷房除湿」「再熱除湿」があり、エアコンの機種によって、片方しか使えなかったり両方使えたりするようです。
冷房の仕組み
エアコンは部屋に設置する室内機と外に設置する室外機が配管で繋がっている構成です。
・室内機:熱交換器が内蔵されている
・配管:冷媒というガスが入っている
・室外機:熱交換器が内蔵されている
<エアコンが冷たい空気を送り出す仕組み>
①室内のエアコン(室内機)が熱い空気を取り込む。
②室内機の熱交換器で熱が冷媒に渡され、配管、室外機を通して外に出ていく。
③冷たくなった空気は室内機から部屋に送風される。
除湿の仕組み
弱冷房除湿
除湿は、冷たいコップに水滴がついたり窓が結露したりするのと同じ原理を使って除湿しています。
熱い空気は水分をたくさん持てますが、冷たい空気はあまり持てないため、空気を冷やすと水が出てきます。
エアコンの除湿も、空気を冷やして出てきた水を配管を通して外に排出しています。
そのため、「除湿」といいつつ空気も冷えます。
やっていることは冷房と同じようなことですが、
冷房は、室温を下げることが目的で、
除湿は湿度を下げることが目的なので、急激に部屋を冷やさないように「弱冷房」で運転しています。
再熱除湿
弱冷房除湿は部屋を冷やしますが、再熱除湿は冷やさないようになってます。
冷やして除湿した空気を温めなおして部屋に送ります。
梅雨の時季など、暑くはないので部屋を冷やしたくはないけど除湿したい、というときに便利です。
ただし、空気を温めなおすので、電気代はかかります。
冷房と除湿の使い分け
上記で説明した3つの違いをまとめると、以下のようになります。
■部屋の温度の下がりやすさ
冷房>弱冷房除湿>再熱除湿
■消費電力
再熱除湿>冷房>弱冷房除湿
■使い分け方
・冷房
部屋を冷やしたいときに使う
・弱冷房除湿
湿度を下げたいときに使う(部屋も冷やしたい)
・再熱除湿
湿度を下げたいが、部屋は冷やしたくないときに使う(梅雨の時期など)
※「弱冷房除湿」「再熱除湿」はエアコンの機種により片方のみなのか両方使えるのかが異なる。
最後に
我が家のエアコンは弱冷房除湿のみです。
湿度が高く蒸し暑い夜、寝るときにつけっぱなしにする時なんかは弱冷房除湿が良いみたいです。